《今月の“歯っ”とするお話》Vol.53

2016-02-10

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◆◆ 歯医者さんの繁盛便り《今月の“歯っ”とするお話》
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                      2016/2/9発行 Vol.53
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○岐阜県に点在する「歯の塔」の話
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去る1月22日、文部科学省が公表した2015年度の学校保健統計調査によると、
中学1年生の虫歯の本数がもっとも少なかった県は、岐阜県。虫歯の本数は
平均0.6本で、都道府県別の公表がはじまった2006年度以降、13年・14年度
と並び最少でした。
この岐阜県。虫歯の本数は常に全国平均より少ないことで知られており、県
教委は歯磨き指導などが奏功していると分析しているそうです。
一方「岐阜には古くから、歯を大事にしようという土壌がある」ともいわれ
ています。
昭和40年代には学校歯科医らの呼び掛けにより、小学校20校以上に歯を模し
た高さ2メートルほどの「歯の塔」が建てられました。これは抜けた乳歯を
納める塔でいまもその大半が残っているほか、岐阜市の方県(かたがた)小学
校など一部の学校では、「納歯式」が続けられています。
詳しくは下記をご参照ください。

http://www.shotoku.ac.jp/data/facilities/library/publication/
education-tandai43_05.pdf#search=’%E5%B2%90%E9%98%9C%E7%9C%8C
+%E6%AD%AF+%E4%BC%9D%E7%B5%B1′
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◆ 今月のヒント
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 患者様向け情報発信のヒントをお届けいたします。ご活用ください。
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歯にまつわる塔(塚)はほかにも全国各地にあり、それに伴い歯の供養祭もい
たるところで行われています。
例をいくつか挙げると、まず鹿児島市内にある松原神社。この神社は「歯の
神様(かんさあ)」を祭っており、毎年6月4日からの歯の衛生週間に合わせて
歯の感謝祭が行われています。
「歯のかんさあ」とされるのは戦国時代の島津家家臣・平田純貞。主君の急死
に心を痛め、生きたまま棺おけに入り海に沈んだと伝えられる純貞。その際、
棺おけからは「ギリギリ」と歯を食いしばる音が聞こえてきたそうです。以来、
丈夫な歯の象徴的な話として庶民に広まり、歯の痛みに悩む人が彼のお墓を
お参りするようになったといわれています。
一方、名古屋市内の大須観音境内にあるのが「歯歯塚」。名古屋市の作家・故
岡戸武平氏が随筆で歯の供養を提案したことを契機に、1977年に建立されま
した。以後、母に通じることから毎年8月8日を「歯歯(母)塚」の日として、供
養が行われているそうです。
また東京の文京区にある白山神社は、「歯の痛みを止める神様」としても有
名で、使い古した歯ブラシを納め、参加者には歯ブラシを配って歯の健康を
祈願する「歯ブラシ供養」というイベントが毎年6月、文京あじさいまつり
の期間中に行われています。
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○ひと口ギャグ
供養祭前日の掃き掃除。
教師「歯の供養塔のまわりは、入念に掃くように」
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