《今月の“歯っ”とするお話》Vol.80

2018-05-08

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◆◆ 歯医者さんの繁盛便り《今月の“歯っ”とするお話》
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                     2018/05/08発行 Vol.80
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○歯の損失と肺炎に関する最新研究
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先月、アメリカの科学雑誌“PLOS ONE”のオンライン版にて、歯の損失と肺
炎の死亡率との関係について新しい研究論文が発表されたというニュースが
報じられました。
2001~2006年にかけて調査した約2万人におよぶアンケート結果をもとに、肺
炎による死亡率との関連を調べたところ、すべての歯を失った人は、0~14本
しか失っていない人に比べ2.07倍のリスクがあり、15~27本の歯を失った人
の場合は同じく1.60倍のリスクがあることがわかったとのこと。これを1本あ
たりのリスクに換算すると1.031倍となり、失う歯の本数が増えるほど肺炎死
のリスクも上がるようだ、という報告がなされています。
この論文は1日でも長く、1本でも多く、健康な歯を保つ努力を続けることの
大切さを示す、またひとつ新たな研究結果といえるのではないでしょうか。

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◆ 今月のヒント
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歯が何度でも生えかわり、歳を重ねるごとに歯が強くなる!!
そんな生物の代表がワニ。寿命も長く、厳しい野性の環境下でも70年・80年
生きるそうです。
このワニの歯。アフリカ系アメリカ人たちの間では、幸運をもたらすアイテ
ムとして知られています。そのルーツは、奴隷時代にさかのぼります。奴隷
としてアメリカ・ルイジアナ州に連れて来られたアフリカ人たちは、ルイジ
アナに数多く棲息するワニが強い歯や顎を使うことなどといった自然界での
行動に興味を持ち、次第にワニの獲物の殺し方に興味を惹かれていったと伝
えられています。それから奴隷たちはワニの歯を収集し、生活に耐える力を
持っていることの象徴として使いだし、そうすることで奴隷たちは生きる希
望をつないだのです。
奴隷制度が廃止された後、彼らは世界各地に散らばり、ワニの歯にまつわる
ある種の信仰も世界各地へと広まっていきました。ワニの歯を持っているこ
とで長年夢見ていた自由を手にすることができた。ワニの歯はそんな夢の実
現の象徴だったのでしょう。
いまでもアフリカ系アメリカ人の文化では、ギャンブルをしにいく際、ワニ
の歯を御守りとして持っていく風習があるそうです。
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○ひと口ギャグ
「今日の意気込みをひと言」
「ワニの歯のご利益で、大儲けして帰るわに」
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