《今月の“歯っ”とするお話》 Vol.58

2016-07-12

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◆◆ 歯医者さんの繁盛便り《今月の“歯っ”とするお話》
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                     2016/7/12発行 Vol.58
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○高齢者と脱水症状
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日に日に暑さを感じる今日このごろではありますが、本格的な夏の到来とと
もに気をつけたいことのひとつが脱水症状。
ご存知のとおり、人間の体は水分(体液)で満たされており、高齢者の体液は
体重の50%ともいわれています。
この体内の水分が20%以上減少すると、死に至るといわれていますが、次の
ようなことも指摘されています。
1.体内の水分が3%減少すれば、喉の渇きを覚えるとともに食欲がなくなる。
2.6~7%減少するとめまいが起き、呼吸困難となる。
3.10%減少すると痙攣が起こりはじめる。
このような危険から身を守るためには、定期的な水分補給が欠かせません。
一説によると、高齢者が日常生活で摂取するべき水分の量は、1日に約
2,000mlといわれていますが、そのうち経口による1日の水分摂取必要量は
“体重×35ml-1,000ml(食事からの水分量)”が目安とされています。
今年の夏も全国各地で猛暑のニュースが伝えられることでしょう。この季
節だからこそ、命を守る水分補給の大切さを、あらためて認識したいもの
です。
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◆ 今月のヒント
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 患者様向け情報発信のヒントをお届けいたします。ご活用ください。
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健康な成人であれば水分補給は自分自身でできますが、高齢になると感覚が
鈍り、喉の渇きに気づかない、あるいは渇きアピールできないという場合も
あるでしょう。
また、介護においては水分補給を拒まれ、思うように水分を摂らせることが
できない、といったケースも考えられます。
そんな場合の対応策として、こんなアイディアはいかがでしょうか?
1.飽きがこないよう水だけではなく、お茶やスポーツドリンクなど数種類の
飲料を用意する。
2.水を飲まなければいけないという義務感を強いないよう、1日に1・2回は
ティータイムと称して楽しく水分補給できるような習慣づくりをする。
3.たまにはゼリーやフルーツなどもバリエーションに加えてみる。
ほかにも、さまざまなアイディアがあると思いますが、そのアイディアを考
えることも愉しみのひとつと、日々介護に携わるご家族の皆さんにとらえて
いただけたら、幸いです。
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○ひと口ギャグ
息子「パパ、暑い夏は熱中症に気をつけてね」
父「うむ、おまえも夏休みはゲームの熱中症に気をつけるんだな」
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