《今月の“歯っ”とするお話》Vol.87

2018-12-11

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◆◆ 歯医者さんの繁盛便り《今月の“歯っ”とするお話》
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                     2018/12/11発行 Vol.87
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○全国の歯科診療所の最新概数
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先月20日に発表された厚生労働省による医療施設動態調査(平成30年7月末概
数)によると全国の歯科診療所数は68,621。前の月に比べ8軒減少しているこ
とが分かりました。
都道府県別に見るともっとも診療所数が多いのは東京都の10,666で、以下大
阪府5,513、神奈川県4,936、愛知県3,731、埼玉県3,566、千葉県3,271と続き、
東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県だけで全国の32%以上を占めています。
しかしながら、前月の診療所数と比較すると、東京都は9減少、埼玉県は12減
少、千葉県は6減少、そして神奈川県は83減少しています。
そんななか、高齢化の進展に伴い増加しているのが高齢者の歯科受診患者数。
いまや歯科診療所の受診患者の3人に1人以上が65歳以上となっているという
厚生労働省の発表にもあるとおり、これからの歯科医院経営において高齢者
対策は、ますます重要となっていくと考えられます。
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◆ 今月のヒント
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いまから3年前に発表された「歯科医師の需給問題に関するワーキンググルー
プ」による『歯科医師需給問題を取り巻く状況』というレポートによると、
今後需要の増加が予想される歯科医療の分野として、次の3つがトップ3とな
っています。
※( )はその主な理由。
第1位:予防歯科(国民意識の向上53.0%・人口構造の変化18.1%)
第2位:インプラント(QOLの向上50.0%・高齢者の増加27.5%)
第3位:高齢者(少子高齢化65.5%・需要の増加10.7%)
ちなみに需要の減少が予想されるもののトップ3は以下のとおりです。
第1位:小児歯科(少子化58.7%・予防の成果35.8%)
第2位:保存(予防の成果68.6%・国民意識の向上15.2%)
第3位:補綴(予防の成果54.3%・インプラントへの移行13.8%)

さらに同レポートでは、歯科医療サービスの提供体制の変化と今後の展望とし
て2025年におけるイメージを次のようにまとめています。
「各ライフステージやさまざまな身体の状況など、患者像に応じた、きめ細や
かな歯科保健サービスへの転換」「今後、より一層の高齢化が進展するなかで、
住民のニーズに応えるために、医科医療機関や地域包括支援センター等との連
携を含めた地域完結型医療のなかでの歯科医療の提供体制の構築が予想される」
とのこと。ぜひ、ご参考にしていただければ幸いです。
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